2020年に東京オリンピックが開催されますね。
世界中から色んな人々が集まってきます。
その中には他人の支援なしには行動することも、意思を伝えることも困難な方がいると思います。

その方々が人を頼らず、自分の意志で行きたいところに行ける。他人に意思を伝える事が出来たらどんなに素晴らしいことでしょう。

例えば、右人差し指と中指だけしか動かす事が出来ない宮崎さんが、明日の10時から行われるオリンピックの男子バレーの試合をお友達と新木場駅で9時30分に待ち合わせて見に行こうとすると、

自宅→京王線西調布駅・・・・・・電動車いすで3分移動
京王線西調布駅→京王線調布駅・・・・・駅員さんに案内を申し込んで10分から15分で乗車
京王線調布駅→京王線新宿駅・・・・・・乗換案内殆ど健常者と同時に乗り換え可能5分から10分
京王線新宿駅→JR新宿駅・・・・・・・移動に10分から15分歩道に歩行者がいてよけていただけない為
                      さらに受付で案内を申し込んでも30分から1時間待たされ                      る。
                      それから案内開始で10分程度
JR新宿駅→新木場駅・・・・・・・・・・・JR埼京線りんかい線直通なら30分程度
                      大崎で東京臨海線高速鉄道など乗り換えると3分から10分                      程度
新木場駅→会場・・・・・・・・・・・駅を出るまでに10分程度電動車いすで健常者同様10分程度
会場…………………案内はどうなるのか不明(約15分として)
以上の時間(2時間58分)と予備の時間(トイレ30分)を加算して(3時間33分)出発時間を割り出すと電動車いすをフル充電して朝6時30分前に家をなくてはなりません。

京王線西調布駅に着くと窓口で案内のお願いをして駅員さんが目的地までの各駅連絡をしてくださいます。但し新宿駅までです。
西調布駅から各駅電車で調布駅に、乗換で、
調布駅から特急で新宿へ。
とても連携がよいので殆ど健常者と同じタイミングか、1本後の電車で連絡できます。

新宿駅に着いたらJRの駅に移動しなくてはなりません。これが休日や通勤時間帯だとどうにもなりません。よけて下さらないから前に進めないのです。平日の時でも15分見ておけばですが、休日は予測できません。エレベータ待ちも心無い利用者のせいで4回5回待つこともざらです。移動だけでなく案内も休日は利用者が多くて順番待ちです。30分くらいは我慢できますが、40分50分すぎるとトイレに行きたくなったり気分が悪くなったりします。これでスケジュールが狂ったり体調壊したりする方々を数多く見てきました。また降車駅で待ち合わせしている場合は連絡が取れません。電話を使用できる方は安否確認が出来ますが、そうでない方はいろいろな人に心配をかけることになります。
一番いいのは1車両バリアフリーにすればいいんですがね。法律作っていただけないものでしょうか・・

障害者にとってはこのような不自由が、星の数あるのです。

この場合を取ると案内予約システムがあればって思いますね。

先進国の日本でオリンピック・パラリンピックが行われるのにこのような不便さを世界中の人に感じさせない日本を見ていただきたい。

こんなシステムがあれば・・・

各カテゴリにサポートセンターを設ける。
電動車いすにタッチパネルモバイルを取り付けて、ナビのように出発地点と目的地をセットして出てきたルートの交通機関を選択すると自動的に予約出来るように
ナビやスカイプなど利用して状況に合わせて絶えず利用者と連絡が取れる。
病院、トイレ、警察、食事、買い物、など必要なカテゴリへの連絡やナビ(世界中の言語対応)
会場の最寄駅からは車いす自体がナビで動く
まだまだきりがないほど要求がわいてきます。

これを実現したいと思い試行錯誤している今日です。

私たちは仲間を求めています。

一人一人では実現できなくても、多くの仲間の力で一つ一つの要求を実現出来ると思います。
貴方も私たちと一緒に実現してきませんか?


宮崎さんと頼もしい仲間たち。

オリンピックに向けて